とある画家のアトリエ

動物たちにストーリーを与える絵描きの活動記録

日常

私は都会と田舎の間のようなところに住んでいる。山も海も美術館もショッピングモールも、車を飛ばせばものの2,30分で辿り着いてしまう。
なかでもお気に入りの場所は歩いて5分くらいのところにある神社の裏に広がる森だ。そこへは時間があれがば行くようにしていて、自分にとってのエネルギーチャージの場所だと感じている。

 

今朝は少し早い時間に廣田の森へ出かけた。平日の朝とあって、神社に訪れる人はまばらだ。

 


一通り参拝を済ませたあと、神社の横の小さな石段を登り森のなかへ入っていく。見慣れているはずの道も、少し時間が早いだけでいつもと違った表情を見せてくれる。周りにある木々を、太陽がいつもと違った角度で照らすものだから、なんだか別世界に迷い込んでしまったのかと思った。

その光景を写真に収めたいと思ったけれど、ちょうど電池がなくなってしまった。しまった、と思ったが、これは心にしまっておけということかと自分に言い聞かせる。

 


それにしても、自然はいつも文句を言わずにすべてを受けいれ、元気を分けてくれている気がする。
自然の気をいっぱいに浴びて、またここに来ることをひっそりと心のなかで宣言した。

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