とある画家のアトリエ

動物たちにストーリーを与える絵描きの活動記録

コラム

うちの場合

20代前半から30代はじめにかけて、どういうわけか家庭に重いトラブルを持つ人ばかりが周りにいた。 うちといえばモラハラの父とそれに反するように子を溺愛する共依存の母がいて、機能不全傾向の家庭ではあったが、兄も私もなんとか道を外さず生きてこれたの…

誰がために

「相手を憐れみ必要以上に過保護になる人は、自分の問題解決ができていないために、自分の問題に直面することから逃げ、救済者の役割を演じようとしています。」という物をFBで見かけた。その投稿をされた方は心理学に詳しく、特に子供の引きこもりなどを専…

自問自答

目の前にある真実を見ようとせず、 自分の過ちを省みず、 自分が行うことは正しく、 それに従わないものはわかってないだ悪だと幻滅し、 さも自分の行いが絶対であり大義名分があるかのように振る舞う。 最近そういうものにとても違和感を感じている。なぜな…

わたしとあなた

共感力の高い人がいる。 そういう人は人の気持ちによく気がつく優しい人が多いと思うのだが、それが行き過ぎると自分と相手の区別がつかなくなり、人のことを自分のことのように感じ苦しむことになるような気がする。 というのも、実際…

選択の自由

人には選択の自由があるらしい、と聞いた。 この選択の自由というものに対しては、神様でも入り込めない領域だそうだ。神様と呼ばれる存在ですら、人間の意思に入り込み、思うがままに操ることはできないという。私にはこれだと思う経験も知識もないので、そ…

心にひそむもの

誰に何をされたという愚痴は聞き慣れている方だが、中には言葉の奥の方に「私が嫌いな人をあなたにも嫌いになってほしいんだけど」という気持ちを忍ばせてくる場合がある。 もうワンランク巧妙なテクニックとして「あの人最近○○なんだよ、大丈夫かな?」と「…

呪いの言葉

実は母が先日から膝を痛めている。 それまで相当元気だったため、本人は安静を余儀なくされ、かなりショックのようだった。私としてはゆっくりでも歩けるのだし、入院するでもなく、ましてや死ぬほどの致命傷でもないのなら、自分のペースを変えて生活すれば…

人が育つということ

先日、人を育てたり支援する職業の方から、できないことに対してなぜできないのかと問うより、できることを褒めた方が最終的にその人が伸びるという話を聞いた。 もちろん間違っていることは間違っていると伝えるのだが、その伝え方がポイントのようで、人は…

人を通して経験する課題

私のこれまでの経験上、人にタダでものを頼む人、もしくは値切ってなんとかしてもらおうという人や友達だからなどと言いプライベートなラインを超えてくる人は、自分の都合の悪くなることは見ないふりをするので信用ならない気がしている。 「私はしてあげた…

先へ行く人たち

パイオニアと呼ばれる人々の多くは、自分が長年かけて会得した技術や知識をあとに続く人たちに伝える活動をしている。彼らはよいものをみんなで分かちあい、さらに発展させることを目指しているように感じる。 ある自然農法の農家の方が書いた文章のなかに …