とある画家のアトリエ

動物たちにストーリーを与える絵描きの活動記録

人の振りを見て我が振りを確認する

親切にされることはとてもありがたいけれど、度が過ぎているように感じる時がある。それには違和感というよりむしろ嫌悪感に近いもののように思う。なぜだろうと考えていたけれど、ある人の言葉で合点がいった。

 

それは「支配する人は、支配される人をつくる」というもの。

 

よく誰かのことで困っているという話を聞いたりするが、その誰かが問題ではない場合が多い。自分が深く関わりすぎることで問題にしていることがあるのだ。必要以上に人に干渉する人の多くは、放っておく、任せるということができない。これは見方を変えればその人を信用していないということや、自分の言うことを聞かせようとする支配の表れではないかとも感じる。

 

知人に「人の人生に口出しするということは、責任を持たなあかん。その人の人生を変える可能性があるからや。それができるか?」と言われた時から、できるだけ人と自分との境界線を意識するようになった。

 

人のことは冷静に見えてしまうし、口を挟みたくなることもある。そんな時は責任を持たず口を出していないか、心配するふりをして誰かを支配しようとはしていないかを確認するようにしている。

 

付かず離れずお互いの距離を守りながら過ごせる関係でありたいと思う。

 

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