とある画家のアトリエ

動物たちにストーリーを与える絵描きの活動記録

珍しくぶっちゃけてみる

 久々に書く内容がこれかい。といった内容。
 
画像は三年前の貯金通帳。
 
30代の通帳とは思えない有様である。

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 そう、別に隠してはいないが、私は一度フリーランス志し、失敗している。
 
その当時、策はなかった。今思えばとてつもなく無謀だった。
 
今もそんなにかわらないけれど。
 
 あまりにもお金に困った当時の私は、カードを分割払いに変えたり、日雇いのバイトをしたり、近所のスーパーにレジのバイトにも行った。レジのバイトはあまりにもやりたくなかったためか、声帯に膿がたまるという珍しい病気を患った。バイトを始めてわずか3ヶ月ほどでの出来事だった。
 
 そんなこんなで長くやっていたDTPグラフィックデザインの派遣の仕事に戻った。とりあえず必要とされるまで居続けようと思い、夢ばっか追ってないでちゃんと結婚資金を貯めることにした。 
 そちらもなんだかんだんで10ヶ月ほど経ったころに、クビなのか契約延長なのか、◯◯の借金問題、同棲、結婚するのか破談になるのかなんてイベントもあった。結局退職し、いつの間にか前職場での外注デザイナーとなり、合間を縫ってイベントで似顔絵描きするようなことになっていった。いつの間にか同棲から結婚もしていて、手描きの作品を作家として発表をするなんだかよくわからない人に仕上がっていた。

 知らない間に、ひとつの組織に所属していなくても、お金をいただけるようになっていた。
 
 定期的に収入がない時は、お金が減っていく恐怖もしばらくあったけれど、気にすればするほど夫の給料が上がったり、知人から仕事が舞い込んだりしてきて、自分が安心して生活できるような環境になっていった。理由はよくわからないけど、私は鼻息荒く意気込んでいない方が、なんとなくうまくいっているのだ。

 無謀な挑戦をしたことで、痛い目も見た。でも全ては自己責任として生きて行くことを決めたときから、人も許せるようになってきた。お金を循環させる意味もわかってきた。
 あ、そうか、一回しくじってから出直してこいってことだったのか。
 
 人生は自分で切り開くもの!と、胸を張ってかっこいいことは言えないけど、こんなゆるゆるライフを送っていても、変化を恐れなければ、なんとかなるようだ。だめならやり方をがらりと変える、時期を変えるのもいいかもしれない。
 失敗や何もできない日々があっても、それは決して無駄じゃない。