とある画家のアトリエ

動物たちにストーリーを与える絵描きの活動記録

個展のタイトルのその意味と

さて、そろそろ個展まであと1ヶ月あまりとなった。

昨日あたりからようやくエンジンがかかってきたかも…

さて、個展タイトルのギフトですが、その名前をつけた個展は今回で三回めになる。

 

なぜギフトにしたかというと…

 

私は今まで、小さい頃から絵を描くことに対して反対をされたことがない。

小さいころから好きなことをして褒められる、ということが単純にうれしかった。とはいえ昔は技術もなかったので、泣きながら描いていたこともあった。飽き性な自分が飽きずに続けられたことは、奇跡に近いと思う。小学校の時からなりたい職業は画家だったし、まがりなりにも夢は叶えたんだと思う。それもひとえに、周りが反対もせず、受け入れ応援してきてくれたからだと思う。昔からやりたいことをやれる恵まれた環境にあったので、これからは好きな事を通して、恩返しがしていきたいと思うようになった。いただいたものを返していく、それはいつになるかわからないけれど、続けていきたいことだと思った。それが個展のタイトルの由来だ。


今の時代、絵を買うよりもおいしいものが食べたい、出かけたい、という価値観の方の方が多いと思う。それでもアートでしかできないことは確かにあり、それが心に作用することは少なくない。そういう価値が広がっていくことで人が元気になることは、常々考えている「絵のあるところをパワースポットにする」ということと繋がってくる。

周りから与えてもらったものを返してゆくこと、人に喜んでもらって対価をいただき、描きたい絵を描く、という循環が自然なことのような気がして、それができるようになりたいと切に思う。

 

おまけ

英語のギフトには、贈り物という意味の他に、才能という意味がある。
天才的な才能のある人間はひと握りだと思うけれど、道を逸れずに飽きずにまっすぐ続けられたこと、それで人に喜んでもらうことができるというのは、ある意味才能なのかもしれない。きっとそれぞれ、人には与えられた才能があって、それに気づけるかどうかが重要なのではないだろうか。